ジブリ美術館、月1訪問の個人的なメモです。
初めて14時入場、初めて18時まで滞在。初めて尽くしのジブリ美術館でした。
2024年5月8日(水) 14時入場
入場待ち

先月に引き続き、この日も雨が降ったり止んだりあいにくの空模様。
昨年の11月に通い始めてから、毎回10時入場、待機列は先頭1番目か2番目を死守していた私ですが、今回初めて14時入場のチケットを取ってみました。
いつも行く前は閉館の18時までフルで滞在するぞ!と意気込んでいるものの、どうあがいても私の体力では14時すぎぐらいで限界になってしまい、後ろ髪を引かれつつ15時前にジブリ美術館を退場していたので、閉館時間から逆算して14時入場のチケットを取ってみた次第です。
10時入場の時は、先頭に並ぶために40分前にジブリ美術館に着くようにしていたのですが、今回はあえて10分前の到着に挑戦してみました。(ギリギリ到着はドキドキします……)

もうすでにたくさんの方が並んでいて、この日も外国人観光客が8割くらいで多めの印象です。
入場待ちの時は、テントの模様を眺めたり、建物の外観を撮影したしているとあっという間に時間が過ぎてしまいました。


入館
※館内は撮影禁止となっています。
10分ほどで入場することができ、受付でフィルムチケットと交換してもらいました。
あろうことか帰宅後にフィルムチケットを紛失してしまったことが判明!私のバカバカバカバカバカバカバカバカバカ!!(号泣)
地下一階に降りていくと館内はすでに大勢の人で賑わっていました。
カフェ 麦わらぼうし 1回目
売り切れる前に風の谷のビールを購入しておこうと思い、カフェ麦わらぼうしのデッキ販売窓口へ。
購入時に、開栓してからの販売であることを告げられました。
転売対策!?と思いきや、ビールを開栓しないで販売するには酒類販売業免許が必要となり、開栓してから販売する分には飲食店営業許可だけで良いことを後日知りました。
この時点で雨足が強くなり、店内もデッキ席も満席のため、ビール片手にしばし途方にくれる羽目に。
テントの軒先で雨宿りしてしのいでいましたが結局座れず。カフェはまた後で空いてから来ることにしました。
風の谷のビールの空き瓶は記念に持ち帰りました!

ショップ マンマユート 1回目
ショップ店内は大混雑!
買ったもの
- 飾りボタンセット「ムゼオ」
- ラピュタの紋章ネックレス
- リレーフマグネット トトロのニセ受付
- ぬいぐるみ おばけ




映像展示室 土星座「めいとこねこバス」
「めいとこねこバス」
原作・脚本・監督:宮崎駿
音楽:久石譲
制作:スタジオジブリ
上映時間:13分43秒
2002年公開時より、ずっとずっとずっと見たいと思っていた作品を見ることができました。
めいとこねこバスのほのぼのアニメーションかな?なんて想像していたのですが、そんな想像はあっという間に超えてしまって、日常を超えて不思議な世界へと物語が急加速していき、圧巻のクライマックスを迎えるのです。
コネコバス、おばけトトロ、ねこ列車、風浄土、ネコバアちゃん。
13分43秒で作画枚数約15,000枚!
上映後、こんな素晴らしい作品を20年以上見過ごしていた自分への叱責と、ようやく見ることができた喜びに浸っていました。
また絶対見たい。絶対。
GW期間中に上映されるみたいなので、来年までとても待ち遠しいです。
館内うろうろ
土星座を出て、ジブリ美術館のあちこちを散策。
ステンドグラス、天井、手すり、壁、窓ガラス、ドアの取手、ランプ、床、階段、扉。
ジブリ美術館にいると、いつの間にか自分が物語の登場人物になっているんですよね……。
※館内は撮影禁止なので写真は撮っていません。




企画展示「君たちはどう生きるか」展 第一部イメージボード編
昨年11月から数えて6度目の鑑賞。
今月末の2024年5月25日(土)から第二部 レイアウト編がスタートするので、イメージボード編は今回で見納めとなります。
何度も申し上げてきましたが、私は映画館で30回以上観にいってしまうほど「君たちがどう生きるか」が最高に好きな作品です。
その「君たちはどう生きるか」の生イメージボードを間近で見ることのできる最後のチャンスなので、心して鑑賞しなければなりません。
幸い15時すぎの企画展示室は鑑賞している人もまばらで、大伯父の館の断面図、青サギ館、夏子のコテージ、壁の写真の人々、ワラワラの森、インコマン、産屋のカーテン、パノラマボックル「黄金の門」などなど、宮﨑駿監督のイマジネーションを共有できる貴重な体験を落ち着いてじっくりと堪能することができました。
56点という決して多くはない展示数ゆえ、展示室での配置、照明のあたり具合、紙の質感、色褪せ、絵の具の乗り方、かすれ具合、全て鮮明に脳裏に刻むことができたのかもしれません。
企画展示室を出てはまた入口から入り直したり、いっそ出口から出ずにそのまま入口に戻ったりなどして、何度も何度も心ゆくまでイメージボードを堪能できたことは、本当に幸せなひとときでした。
カフェ 麦わらぼうし 2回目&3回目
15時半になると、麦わらぼうしの店内も空席がちらほら見かけるようになりました。
店内で注文
- 麦わらぼうしのホットドッグ
- チョコとピーナッツバターのトレイベイク
- カフェオレ

16時過ぎになるとデッキ席がガラガラだったので、3回目の注文をデッキ販売窓口で!

食品サンプルが羊毛フェルトで作られているの、何度見ても感激しちゃう。

デッキ販売窓口で注文
- 赤すっぱい梅ソーダ
- 海の香りのリゾットコロッケ(ポテト付き)

初の赤すっぱい梅ソーダ、おいしすぎるし綺麗!

土砂降りの中、テントのデッキ席はほのかに薄暗く、怪しく不思議な雰囲気に。
激しい雨音と風に吹かれて、井の頭公園の緑を眺めながら食事をするのはとても気持ちの良いものでした。
人も少なく、16時半ごろまでゆっくり休憩しました。

パティオ
16時45分
小雨のぱらつく地下のパティオへ。
いつ訪れても、寄せ植えやガーデニング、小屋の雑貨のあしらいなどが見事なのです。


手こぎポンプの土台にはめられている七宝焼き。いつも写真に撮るのを忘れていたのですが、ようやく撮影できました。
他の面は太陽や月のモチーフがはまっています。



ショップ マンマユート 2回目
17時20分。
こねこバスのピンバッチを追加購入。
ねこ列車は次回買いたい!!

図書閲覧室 トライホークス
17時40分。
土星座で上映される作品のパンフレットは、オンラインショップだとCD付きの販売ですが、トライホークスではパンフレットのみを購入することができます。(CD単体はマンマユートで販売しています)
「パン種とタマゴ姫」「めいとこねこバス」のパンフレットは購入済みなので、それ以外の全種類を購入してみました。
後日、やっぱりCDも欲しくなってマンマユートで買い足しました。

灯りのともったジブリ美術館
17時45分。
ネコバスルームの脇から外に出てみると、ジブリ美術館の灯りが風景の中に溶け込んでいる様子がとても綺麗でした。

「動きはじめの部屋」ジブリ美術館オリジナル楽曲について
閉館の18時が迫ってきたので、ロッカーに荷物を取りに地下1Fの中央ホールを通り過ぎようとした時のことです。
中央ホールにはわずかな人しか残っていなかったため、しんとした静かな館内にどこからか神秘的な音楽が聞こえてくるのです。
耳をすませていると、どうやら「動きはじめの部屋」から聴こえてくるので、そのまま音楽に導かれて「動きはじめの部屋」に入ってみました。
部屋の隅にあるスピーカーから美しくて不思議な旋律が流れていました。
閉館間際でゆっくり聴いている時間がないので、CDに収録されているなら購入しようと思い、部屋の清掃をされていたスタッフの方にこの曲の詳細を尋ねてみました。
すると、この曲はCD等に収録されている曲ではなく、久石譲さんが宮﨑駿監督の誕生日に毎年プレゼントしていてる曲だということを教えていただきました。CD化はされていなくて、その予定も未定だそうです。
この曲を聴くためだけに、ジブリ美術館に通い続けてもいいと思えるほど好きになってしまったBGM。
いつかジブリ美術館で使用されているBGMがCD化される日を待ち望んでいます!
三鷹の森ジブリ美術館の美術館日誌 2008年1月と2010年3月のページに「動きはじめの部屋」のBGMに関することが書いてありので一部引用させていただきます。
1.16(水)
・地下1階の「動きはじめの部屋」のBGMに新曲が登場。現在使用している2曲はともに久石譲さんの作品で、日中と夕方で曲が変わっていたのはお気づきでしたか?実は夕方の曲は「宮崎駿監督の誕生日に」と2年前に久石譲さんからプレゼントされたもの。そして今年も5日の宮崎監督の誕生日に新しい曲を久石さんが贈ってくれたのだ。
引用元:美術館日誌 2008年1月 – 三鷹の森ジブリ美術館
3.3(水)
・地下1Fの常設展示室「動きはじめの部屋」のBGMが新しい曲になった。実はこの曲は宮崎監督の誕生日に久石譲さんがプレゼントしてくださったものなのだが、今年は「Stormy Sea Of Spring 」というタイトルで、その名のとおり波を思わせるようなゆったりとしたピアノの調べ。
引用元:美術館日誌 2010年3月 – 三鷹の森ジブリ美術館
14年前の日記ですので、2024年現在はまた違ったBGMになっている可能性もありますね……。
閉館
17時58分。
まだ空は若干明るいのですが、イルミネーションに彩られたジブリ美術館を見るのは初めてでした!
美しさに見惚れてしまいましたが、なんせ時間がない!
夜のジブリ美術館をもっとじっくり堪能したいので、日没時間の早い冬の時期の訪問が待ち遠しいです。

後ろ髪を引かれつつ、ジブリ美術館を後にしました。

まとめ
使った金額

- 入場チケット :1,000円
- 麦わらぼうし :3,550円
- マンマユート :16,160円
- トライホークス:4,000円
- 交通費〜三鷹駅:320円
合計:25,030円
感想
はじめての14時入場。
閉館まで滞在したのも初体験。
念願だっためいとこねこバスの初視聴。
カフェの新メニュー。
「君たちはどう生きるか」イメージボード展は見納め。
こうやって思い出しながらブログを書いていると、ぜんぶ私が実際に体験したことなのだという、言い得ぬ満足感に満たされていきます。
ジブリ美術館を堪能できることは本当に大きな喜びなのです。